Herzlichen Glueckwunsch zum Sieg !!
確か4年前の決勝戦の時もドイツを応援していて、その時はスペインに負けたのでした。スポーツ音痴のワタクシにも見覚えある選手がチラホラいて、なんだか応援のしがいもありました。
ところが、朝もはよから起きてきた家族みんなは、何故かワタクシ以外全員アルゼンチンを応援している、どういうことだ?!と思って聞いてみると、ハナ曰く「知ってるヒトがいるから」とのこと。
知ってるヒトとは「メッシ」のことでした。アンタたち知り合いか?!
それにしても24年ぶりの優勝というのがまたワタクシにとっては感慨深く、何かこうジーンとこみ上げてくるものがありました。
24年前の7月に、ドイツの農家のヒトビトと出会わなかったら、果たして自分は今のような生活をしているのだろうか、と思うと、本当に「運命の出会い」とも呼べるようなことが人生には起こるのだなぁ、と思います。
牛を飼ったり鶏を飼ったり、作物を作ったりしながらの子供たちとのにぎやかな暮らし、それが現実になっているのは、24年前にサッカーワールドカップの優勝に沸いていたドイツで出会った農夫のヨーゼフ、そして農婦のグンダ、5人の子供達、白と茶色のまだらの牛、黒い鶏、光に満ちた庭や畑、一緒に歌った「さぁ楽しい日がやってくる」というドイツの歌、そんな諸々の出来事のおかげです。
「私もあなたたちみたいな暮らしがしたい!」とコーフンして言ったワタクシに、ヨーゼフは苦笑しながら言いました。
「農業はきついし、儲からないよ」と。
それは全くその通りでした!大いに認めます。
でも続けて「But Happy?」と聞いたワタクシに即行「YES!」と答えた貴方の笑顔を決して忘れません。
自分は牛が好きで、草が好きだから、本当に幸せだ、と言いました。
それも全く本当にその通りでした。
わが家はようやく昨日、今年の田植えが終わりました。ワタクシは今年もほんのちょっとしか手伝っていないので大きな顔はできないのですが、それでも、田植えが終わった田んぼを見るのが大好きです。雨の日に、霧でけぶった田んぼを見るだけでなんだか泣きそうなくらい感動してしまうのです。
ぐんぐんと伸びていくブルーベリーの枝、輝く果実、どれもこれも見るだけで幸せ。鶏に牛、何か食べてるとこって絵になるなぁ、ずーっと見ていたいなぁ、って思います。
ヨーゼフの言ったとおり。
17歳のワタクシに出会ってくれてありがとう!
ドイツ、ありがとう!
優勝おめでとう!