9月29日に「農地調査はじめ」という題名で日記を書きまして、1か月後の今日10月29日、途中、前の農業委員さんと一緒に回ってもらったりもしたおかげで、ようやく終わりが見えてきました。
今日の午前中、回ってきて、まだ終わってないのですが、小休憩で家に寄っているところ。
ここでゆっくりしすぎると後で泣く目に遭いますから、ほんのちょっとだけ。
今日の午前中も、いろいろ発見があって、農地調査はタイヘンだけど、面白いと思います。
しかも、本日の報酬。
自転車のカゴいっぱいに、野菜やら果物やら頂いて、右の白いのはオムスビで、お昼を過ぎた時間に歩いていて、立ち話で「お昼はまだ」とチラッと言ったら、その方が家に入って急いでオムスビを作ってきて「どこかで食べなさい」とお茶と漬物と一緒に持たせて下さいました。また別の方からオヤツまでもらって、昼に家に帰らなくてもいいくらいでした。
本当に親切なヒトビトが多い地域です。
先日の「街づくり協議会」で、この地域の課題の一つに、若いヒトが少ない、とかいうことなども挙げられていたように、40をとうに過ぎたワタクシであっても、ここらへんでは若い方、ということになるせいなのか、こうして農地などをテクテク回っていると、このようにいろんなものを持たしてくれる、というわけなのですね。
がしかし、来た当時はかろうじて20代だったワタクシ達夫婦も、今ではアラフォー世代になっていて、もう本物の若者ではないので、やはり本物の若者に増えて欲しい、と思います。
大震災以降、価値観はもっと変わる、と思っていたんだけどなぁ。なんだか、まだ経済第一なのはあんまり変わってないような・・・。
でも、本当に豊かなものはやっぱり田舎に残っている、と思います。今の時代は、インターネットもあるし、交通も昔に比べたらずっと良くなっているので、工夫すれば田舎でも暮らしていけるはずです。そういう挑戦を若いヒトビトに、もっともっとしてもらいたい、と思います。
便利な世の中で、生きる気力を無くしているヒトビトが沢山いると聞きます。少しくらい不便な方が、生きる気力は枯渇しないものなのではないでしょうか。
この写真の右端に白いものが写っているのですが、これは芋畑にいたお婆さんの頭です。声をかけるのも憚られるほど、もう殆ど畑と一体になっているように見えました。けっこうなお年だと思いますが、いつもこうやって畑にいて、芋を作ったりしているんだなぁ、と思うと、人間の力ってスゴイと思います。
この農地の調査結果を10月中に提出したら、今度はその「街づくり協議会」での「空き家調査」が始まります。こちらも担当しておりますワタクシです。
なんとか田舎で暮らす若いヒトビトを増やしたいのです。
だって、楽しいんですよ!特に自然が好きなヒト、動植物が好きなヒト、人間がキライじゃないヒト、には楽しめると思います。
楽しむ方法にもよりますが。
いつもいつでもおススメいたします。