ワタクシのこの連休は、昨日は午前中「奥浦さるく」というイベントで史跡を巡りながら7キロほど歩き、1時から地域の別の行事に行くために「さるく」の最後は競歩状態で帰宅、その後公民館に滑り込み、そして今日は午前午後とも「まちづくり協議会」の話し合い、というものでした。
というのも、この連休の地域の行事に合わせて、長崎の大学の学生さんたちが、モニターツアーに訪れていたからです。
昨日の「さるく」も今日の話し合いも、その学生さんたちを交えたもので、今日は、4つの班に分かれて学生さんたちが考えた奥浦の課題を解決するための提案に対して、ワタクシ達地元住民も意見を挟みつつ、それを参考にしてさらに練り上げたものを、最後に学生さんたちが発表する、というワークショップを行いました。
今日、学生さんたちの「若さ」に触れて、意見を聞いたり、話をしたりするうちに、ワタクシも五島に来たばかりの頃、その時はまだかろうじて20代で学生時代に近かったので、この地域の魅力に対する新鮮な感動、というものが今日のこの学生さんたちみたいな感じだったなぁ、ということを思い出しました。
今も自然や人に対して素朴に「いいなぁ」と思うことは日常にあることですが、なにしろ自分が忙しくなってしまったし、確実に年もとっているし、で、そういう瑞々しい感覚を忘れかけていたようにも思います。
なので、若いヒトに接する、というのはそれだけでもいいもんだなぁ、と思ったことでした。
そして今回、学生さんたちはこの地域の家庭に民泊したのですが、ある家に泊まった4人の女子学生さんたちは、最後の挨拶の時に涙涙で言葉にならず、それはもう、こちらまでもらい泣きをしてしまう光景でした。
ワタクシにも覚えがありますが、民泊(昔はホームステイなどとも言ってましたな)すると本当に家族のようになって、別れる時に泣いてしまうのです。そして、それはいつまでも心に残るものです。
ここの地域のヒトビトは素朴に優しいヒトが多いので、この民泊事業などはうってつけではないか、とワタクシは改めて思ったことでした。
いろいろと忙しくて、家の中がグチャグチャなってきたり、コータローがわがままコータローになったり、用事が多すぎていろいろ失敗したり、気苦労が多かったり、金がなかったり(関係ないか)しますけど、「まちづくり協議会」には参加できてヨカッタです。
よそから来たワタクシではありますが、ここで生まれ育っている子供達にとっては、この地域が既に「故郷」なのです。
母性が薄く、どちらかと言えば父性が強いらしいワタクシですから、多分社会的な問題に目が向きがちなのだとは思いますが、そんな母なりに、子供達の故郷が活き活きと存在し続けるように、母校を廃校にしないために、いろいろ考えて、いろいろやってみようと思います。
四の五の言わずに、自分が出来ることをとにかくいろいろやってみるしかないなー、というのがいつもの結論(もう聞き飽きたかもしれませんが)。
今回学生さんたちが、この地域にモニターツアーに来ましたが、来週にはなんとわが家のアサたちのクラス(5.6年)が、お隣の久賀島の民泊に行くのです。これもモニターツアーのようなものらしいです。
子供達が小さくて、奥の部屋がまだ使えた頃は、わが家でも民泊の受け入れをしたことがあったりして面白い体験でしたが、逆に自分の子供が民泊に行く、というのはこれまた面白そうなことです。
しっかりと感想を聞いてみたいと思います。
親子ともども、良い体験をさせてもらってます。