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真剣は切れる刀


今季3つ目のカゴは「いもかご」と呼ばれる形態で、骨組みが5×5のもの。
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先週のうちに骨組みの竹は割ってあったので、今日は骨組みを組んで、編み始めました。
この「いもかご」は、編むのが今までのものより易しく、初心者向きな感じです。

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今日のうちに編み終えて、これから縁を巻くところまで出来ました。まだ完成ではありません。


これは、先日の「ビフォーアフター」の洗面所のゴミ箱が段ボール箱であるのが、ヨクナイ、と思ったので、
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竹のカゴにして更なるグレードアップを図ろう、というわけです。
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このように。

本日の竹修行を終えて、家に帰ると、小屋の屋根瓦を降ろすための梯子(?)、階段(?)が出来上がっておりました。
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これから少しずつ瓦を降ろしていきます。「かたし」の解体作業の時は、屋根の瓦と土を降ろすのがとにかくタイヘンでした。大きな建物だし、屋根も高くてオッカナイし。それに比べると、この小屋は小さく、そして小屋の側面が畑と高さがあまり変わらないのでこのようなこともできる、というわけです。

今、いろんな空き家を見る機会がありますが、相当に傷んでいる建物でも、実は以前の「かたし」よりはマシ、というのがけっこうあります。そう考えると、状態がよくない空き家でも、やり方次第では良くなる、ということが言えます。

空き家の有効活用が、それほどめずらしいことではなくなるような地域になればいいなぁ、思います。それは本当に面倒で、困難を伴うことではありますが、住むところがなくてはヒトも増えませんから、なんとか粘り強く進めていきたいものです。

竹カゴ作りの「たねわたしの会」も、同じように粘り強く進めていくつもりです。

ワタクシが小学1年生の時の担任の先生が「真剣は切れる刀」とよく言っていました。本当に物事に真剣に取り組む時には、それくらいの覚悟を持ってやりなさい、ということかなぁ、と今になって思ったりしています。

台所の包丁は皆ナマクラにしてしまっているワタクシではありますが、「真剣」にやりたい、という気持ちだけは持っているのです。









by sanahefuji | 2015-01-20 22:49 | 新生「かたし」ができるまで | Comments(0)

ここは五島列島福江島。「かたし」とは椿の古い呼び名です。2001年にIターンして就農した私たちが週に一度、土曜日だけやっている直売所&飲食店、ときどき居酒屋(居酒屋は予約制)「かたし」(2016年に「木ノ口かたし」に改名)での出来事、五島の暮らしの日常などなど。日本の端っこで繰り広げられる、ささやかな人生劇場を綴っていきます。


by 山﨑早苗