今日アサが修学旅行から無事に帰ってきました。
お土産は特に指定しなかったのですけれども、数日前の日記にも書きました「やりくり下手」なかーちゃんへ、金運のお守り(?)の「ぶどう鈴」、とーちゃんは「焼酎ね」などと言っていたら、本当に買ってきてくれました。
ただし、「くま焼酎」。
ご利益があると良いのですが。この程度の金運頼みグッズならば、黄色い財布などと違って「いかにも金運祈願」でなくてよろしいですな。
いつの頃からか、開運グッズやお守りの類を自分から求めることはなくなったけれど、ヒトさまから貰う分にはありがたく、その気持ちが嬉しく、それだけでもご利益があるような気がします。
天気にも恵まれて、楽しい修学旅行だったようで、ヨカッタヨカッタ。
さて、こちらは高校生のハナが高校の図書館からワタクシに借りてきてくれた本。
高校っていいですね。図書館が充実しているそうで。この本は、高校の図書案内みたいなプリントに紹介されていた本でした。この本の帯にある「思考の整理学」という本は、東大・京大の学生に最も読まれた本だ、ということで紹介されていたので、へーそれは一体どんな内容なのか、と興味を持ったワタクシが、まずはそっちの本をハナに借りてきてもらって読んだのです。
そして、ハナにも勧めました。
そしたら、数日してこっちの本も「おかーさん、こっちも読む?」と言って借りてきてくれた、というわけです。
アサのお土産にしてもそうだけど、なんて気が利く娘たち!
愚かな母が多少なりとも賢くなるように、と願ってくれているのかもしれませんな。ありがたいことです。
で、この本、パッと開いた「まえがき」の部分に、いきなり重大なことが書かれていて、ハハァーッとひれ伏したいような気持になりました。
2行目にこうありました。
「学校は、知識の伝授に多忙で、生活が大切であることを忘れたか、それを考えようとはしなかった。」と。
9行目に「生活軽視の危険」という言葉が出てきます。
ワタクシは、現代の、子供は勉強してさえいれば良い、大人はお金を稼げさえすれば良い、というような気配、というのがどうにもギモンで、何かがおかしい、どうにもしっくりこない、という感じがずっとあったけれど、でもそれを、なんと言ったらいいのか分からなかったので、この冒頭部分を読んで、そうだそうだ、そういうことだ、と思いました。
また、菊池寛が「生活第一 芸術第二」と言っていた、とも書いています。
偉大な先生方が、このようにおっしゃっているのは、なんと安心なことでしょう。
きっと、どんな偉大な仕事も、日常生活の積み重ねによって生まれる、ということなのかな、とも思います。
「思考の整理学」ともども、たいへんためになりました。
「金運ぶどう鈴」もためになりますように。