また昨日、ブログに空白を作ってしまいました。
というのも、昨日は朝一番の便で長崎出張(一泊)の予定だったので、朝に書いていこうと思っていたところが、寝坊。
急いでハナとワタクシの弁当だけ作ってバタバタ出ていった、というわけです。
昨日は女性農業委員ネットワークの総会及び研修会が長崎の某ホテルでありました。ここは、ほんの数日前にアサ達が修学旅行で泊まったところというわけで、ご縁がありますな。
その、ホテルの2階で総会と研修会があったのですが、2階の他の部屋も全部埋まっていて、「長崎県明るい選挙推進協議会総会及び意見交換会」とか「学校給食九州ブロック研究協議会打ち合わせ」だとか「二枚貝資源緊急増殖対策事業検討会」などなど、そういう長々しい名前の会が、月曜日の昼間に執り行われているのだな、ということを世間知らずのワタクシは知りました。
とりわけ、隣の部屋で行われていた「二枚貝資源」云々は、名前からして逼迫感が漂っているではないですか。どんなヒトビトが集まっているのか、とか、どういう内容の会議なのか、はたまた二枚貝資源ってアサリとか蛤とかそういうのかしら、などなど興味をそそられ、終わった時に、ちょっと覗いてみると、けっこうな人数の男のヒトビトがいたようでした。
それはさておき、ワタクシの参加している女性農業委員ネットワークの総会というのは全体的に、年齢高め(たいがいワタクシぐらいの年齢が最年少ということになる)そして地味(ワタクシ自身も含む)、というこの業界(言うまでもなく農業界ですぞ)の特徴を如実に表わす会場構成となっております。
ワタクシは今回、五島から出席する女性農業委員は一人(といっても全体で2人しかいない)なので、単独行動ができるため、今回の長崎行きの計画を自由に立てたのです。まずはフェリーで行き、到着間際に作ってきた弁当を船の中で食べることで時間とお金の節約をし、総会が始まるまでの一時間半くらいの間に家族へのお土産を買い、そして、とあるティールームで紅茶を一杯飲む時間に充てる、ということにしました。
普段ワタクシは、家でお茶ばっかり飲んでいるので、外ではコーヒーを飲む、と決めていたのですが、いつも同じでは面白くないので、いろいろな経験をしなければ、と思ったのです。ほんのささやかなことですが、田舎者には非日常のことであります。
今回はうろうろする時間があまりないので、お土産はリクエストがあった「角煮まんじゅう」および、駅近くの「ケーキ・ブティック」という店のパンということにしました。
角煮まんじゅうを売っている娘さんもハキハキとしてにこやかで感じが良く、ケーキ屋のヒトビトもティールームのスタッフも、実にテキパキとして、清潔感があふれたお姉さんたちで、化粧も満足にできない仏頂面のワタクシなどはとても勤まらないなぁと思いつつ、そして、普通にきちんと接客ができるってことはスゴイ、といちいち感心します。会社というのは、そういう接客のやり方なども学べる上に給料ももらえてスゴイところだ、とこれまた感心するのでした。
そして、そのティールームでは20~30人くらいの女のヒトビトがほんの15分くらいの間に、入れかわり立ちかわりしていて、若いヒトもそうでないヒトもオシャレで華やかな装いの方が多いのです。
その様子をつぶさに観察した後、総会の会場に行くと、みんなすごく地味である(しつこいようだがワタクシも含め)、というのが顕著です。
農業界が若い娘ッコにあまり関心を持たれない、というのは、こういうところがやはりモンダイなのですな。
しかし、情報交換会と称しての立食パーティーで、その方々とお話ししてみると、これがめっぽう面白い。もちろんワタクシが、農作物の管理などに関心があるから、という点を差し引いても、本当に興味深く面白いお話の宝庫のようなヒトビトです。毎日毎日、畑を回ってあれこれ工夫をしながら虫との戦いの様子や、いかにして直売所で売るか、などなど、本当に楽しそうに語って下さる。その時のお顔は、健康的な魅力に満ちあふれているのです。
どうにかして、この魅力を伝える術はないものか。
ワタクシはこの度、そういう思いをさらに強く持ちました。
そしてこの農業委員の仕事の一つに、「全国農業新聞」という新聞の購読部数を増やす、というような営業活動もあるのですが、その際の粗品、というのがコレ。
この袋、生地も丈夫で縫製もしっかりしていて、マチつきでけっこう使いやすそう。なのにこのプリント!?
部数拡大の目標の前に、このデザインをもっとどうにかできないか本気で考えてほしい、と思ったワタクシです。まぁその他のものは消耗品だから全国農業新聞の文字がデカデカと入っていても別にいいんだけど。
しかしワタクシは、この全国農業会議(長崎県)から旅費まで支給してもらって、このような会合に参加させてもらっているわけですから、農業委員の使命感に燃えて(?)、このエコバッグ(多分)を愛用しようと思います(部数拡大に結び付くかどうかは謎)。