農家に嫁が必要なワケ

「嫁」という言葉に抵抗がある方や気になる方もいるかと思いますが、ここではあまり難しいことにこだわらずにそう表現します。

ワタクシが今年の3月から、鶏小屋の夕方の仕事を担当するようになったのですが、けっこうな重労働だと感じます。それは、多分ワタクシが夫に比べると力が弱かったり、体力がなかったりするためだと思われます。

例外もあるかもしれませんが、たいてい男のヒトの方が女よりも筋力腕力は強くて、体力もあると思います。それで男のヒトがひょいひょいとやってしまうことでも、女が同じようにやろうとすると疲れる、ということになるのですね。

ある程度は「慣れ」と「日々の積み重ね」で貧弱なワタクシでも強くなっていきますが、やはり毎日のことなので少しでも負担を軽くしたい、少しでも作業が楽にならないか、という目で毎日の作業を見るようになります。

それで、思ったままに、ここがやりにくい、あれはどうにかならんか、と夫に「わがまま」を言うわけです。

すると、次の日に行くと改善されている、ということが多々あります。なーんだ、こんなにすぐできるのに、どうして今までやりにくいままだったんだろう、とワタクシなどは思うのですが、夫にとっては別にどうってことないからそのままだった、ということかもしれません。

けれどちょっとしたことでも、少しでもやりやすい方が体にも心にもいいような気がするのです。それに、気になることが「スパッと」解決されるとそれだけでも気持ちがいいじゃありませんか。

今時期は梅雨なので、雨が多く、そうするとわが農場の鶏小屋はどうしてもぬかるんでしまいます。外は特にそうで、外にも一か所だけ鶏の産卵場所があるのですが、そこに卵を取りに行くのにズブズブとぬかるんでワタクシは難儀しておりました。

それで「あそこに卵を取りに行くのがタイヘンである」と夫に訴えると、翌日の夕方にはちゃんとこのようになっていました。
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この写真の右側にある小屋のようなのが産卵場所です。

もちろん、少しくらいやりにくくても出来るわけですが、そしてまたどうしようもない場合もあるのですが、とりあえず「言ってみる」ということが大切だ、と思ったことでした。

農家というのは一応、経営体ですから会社と同じですが、これが家庭であってもやっぱり同じではないだろうか。

自分が我慢すれば、ということで、いろんなちょっとしたことを言わないでいると、あるいは、改善しないでいると、いつの間にか大きなモンダイに発展してしまうかもしれないではないですか。

というわけで嫁は「わがまま」を言った方がいいのである、というのがワタクシの結論です。

つまり「わがまま」な嫁がいた方が農家の作業体系や経営も改善する、というわけです!?もっともこれは「聞く耳」を持った主がいる、ということが大前提ですが。

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鶏小屋からの帰り道に咲いている紫陽花。ワタクシの中の「紫陽花ランキング」上位入賞!









by sanahefuji | 2015-06-24 05:44 | 雑記 | Comments(0)

ここは五島列島福江島 「かたし」とは椿の古い呼び名です。Iターンで新規就農した私達が週に一度だけやっている直売所「かたし」での出来事、農家暮らしの日常などなど。日本の端っこで繰り広げられる人生劇場を綴っていきます。


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