ネムの花はいつもやさしい

おそらくわが農場にとって、一年のうち今が一番いそがしい時期なのですが、それは田植えと草取りと田畑の草刈りと野菜の植え付けなどなどがいっぺんに押し寄せる上に、梅雨時期で雨ばかり、作業は進まないし、足元はドロドロ、ということになるからです。

そして、今年は早目に草刈りにとりかかれた、と思っていたブルーベリー畑の草が既にまた伸び放題になっているのでなんとかせねば、とジリジリと焦っているうちに、早い木では実の方も色づき始めたではないか。

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まぁきれい!などと愛でている場合ではないが、かわいいなぁ。

しかし、このままだと確実に鳥たちのエサです。鳥たちにとっては山の中に突如あらわれた期間限定「無料ランチバイキング」のようなものかしら。

それでは困るので、隙間時間にでも少しずつ草を刈って、網をかぶせる準備をしなければ、と昨日、生ゴミ回収前にせっせと草を刈っていたら、無防備だったせいで顔や首など小さな虫にたくさん刺されてボコボコに。もともと虫に強い体質である、と根拠のない自信のもと常に無防備でも大丈夫だったのに、こんなになるなんて年のせい?!と思ったりして。

今朝は目覚ましの音にも全く気がつかない程の寝坊。しかし高校生の弁当は容赦なく必要なのであります。こういう時のために、パッと入れられるような例えばソーセージだとか小さな鮭の切り身だとかなんとかかんとか冷蔵庫にあると助かるよね、と思い、あれこれ買ううちに、4月からの1か月の食費がそれまでの1.5倍くらいにはなっていて、ムムムなんとかせねば!と思ったりもしています。ハァ。

そうそう、ずっと前に「家計簿をつける」という目標を立てたことがありました。あれ、どうなったかというと、最初はJAの雑誌「家の光」に付録としてついている立派な家計簿をつけていて、これは結果から言うと挫折。続かなかったのです。

何かの本に、「人が考えた様式に合わせるのはストレスである」というようなことが書いてあったので、ワタクシの場合はまさにそれだ!と思って、自分でやりやすいようにつけることにしました。

わが家は農家なので、農業分野と家計は分ける必要があります。それで、農業部門は確定申告の時に書きこむ支出の項目(例えば種苗費、飼料費、農具費などなど)を縦に並べて書き、その項目を1か月ごとに書けるように、横の欄は1月から12月を作ります。

収入は縦の欄に米、卵、ブルーベリーなどなどと種類別の項目を書き、横は支出と同じように1月から12月まで、というふうに。

これを一年やってみると、どの支出がどの月にどれくらいいる、どの月に何のお金がどれくらい入ってくる、というのがパッと一目で見渡せて、われながらいい考えだった、と悦に入っております。ま、しかし、青色申告の方にしてみれば実に幼稚なものだと思いますが。でも自分が分かりやすく使いやすい、というのがなんでも一番です。

家計の場合も1か月毎に書く、というのがワタクシの場合お金の流れを非常につかみやすい、ということでそうしています。
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ノートは子供のお下がり。日記をつけようとしたらしいのですが、3日坊主ならぬ6日目の途中で終わっています。あとは真っ白、なので、家計ノートにもらいました。役立ってます!

そうやって、一年のお金の流れを見るだけでも、一年ってなんてあっという間!と思います。

この一年の前半の終わりの6月下旬に農作業もピークになる、というのは分かっているのにいつもバタバタとしてしまいます。

そして、あれもしなきゃこれもしなきゃ、午前はあの用事、午後はこの用事と頭の中がいっぱいになるとロクなことがない、というのもいつものこと。

今日の午前中、いつも通り慣れた山の道で脱輪してしまったのです。何で!?と本当に不思議です。

幸い、夫もすぐ近くに軽トラで来ていたので、引っ張って上げてもらいましたが、昨日の虫刺され同様、落ち込みました。

そんな時、ワタクシの前にはネムの花。
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もう何年も前に、やっぱりドロドロの雨の中、死なせてしまった山羊を埋めた時、山羊のまわりをこのネムの花でいっぱいにしたことを、毎年この時期思い出します。

慌てないで、落ち着いて、とネムの花はいつでもやさしく語りかけてくれるのです。



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by sanahefuji | 2015-06-25 12:58 | 「うとん山農場」のこと | Comments(0)