百年の家

田んぼのあれこれが遅れに遅れているわが「うとん山農場」ですから、ワタクシは今日も田んぼへ行かねばなるまい、と思っていたのですが、五島は朝から今の今まで台風9号の余波で、暴風雨。

先週の木曜日に車の不具合がみつかって、今は代車を借りているので、その車であの川を渡るのもな、とか、この暴風雨の中でやってもはかどらんだろうな、とか、昨日は午前3時起きで全部の仕事が終了したのは夜の8時半だったしな、とかなんとかかんとか、行かない言い訳を探しつつ、結局行かず。根性なしです。

そして、その代わりでは全然ないのですが図書館へ。

なぜならワタクシは明日、長崎へ行くので、そのために本を借りなければならないのです。島から出る時には必ず本を借ります。なぜなら船の中でゆっくりと読むことが出来るからです。自慢できることなど殆どないワタクシですが、船にあまり酔わないので、たとえ荒天の船旅であっても、たいがい往復で2~3冊の本が読める、ということにおいて、島暮らしに実に向いている、と言えるのではなかろうか。

ワタクシはどちらかというと小説よりはノンフィクションなどの方が好きなのですが、今回は小説にしました。たまたまですが3冊とも「女」の話でした。
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面白いと良いのですが。

その前に明日は船が出るのだろうか。今回はJAの「フレッシュミズのつどい」というものに行きます。昨年の異常な「役年」は一年で終わるものが大半でしたが、このフレッシュミズの役は2年だったのです。役を持ったヒトビトに案内が来た時に、どうしようかな、と思いつつも行くことに決めたのは「つどい」のスケジュールの中に「テーブルマナー講座」というのがあったからです。世間知らずのワタクシは、これまでそのようなものには無縁で、多分これからも無縁なので、これ役得、とばかりに参加することにしたのでした。

朝起きて5分以内に長崎に行け、と言われれば行くことができますし、なんなら東京だって大丈夫よ、というくらい出かけるのに準備がいらない野暮天のワタクシですが、今回は「お下がり」あるいは「頂き物」の洋服の中でもなるべく「よそ行き」のようなのを数日前に選んで用意したので、船が出ることを願います。

子供たちも一緒に図書館に行きまして、コータローもいろいろ絵本を借りていましたが、つい何日か前に返したばかりのこの本をまた借りる、と言って持って来ました。
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廃屋だった石造りの家に人が住みつき、周りを開墾して小麦や葡萄を作り、葡萄でワインを作り、家族が増え、そして戦争があり、子供たちは出ていき、人は老い、死んでいく、という人間の営みが、この家を中心に語られていく、絵本だけれどなかなかに深い本であります。

そんな深いことは分からなくても、時間の経過と共に変わっていく様子を絵で見るだけでも楽しいらしく、大人も子供も楽しめる絵本です。

百年の家、と言えば、ワタクシたちが暮らしている家も、あと7年で「百年の家」になります。

かなり心配ではありますが、雨にも負けず、風にも負けず、百年を迎えられるといいなぁ。



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by sanahefuji | 2015-07-12 16:49 | | Comments(0)

ここは五島列島福江島 「かたし」とは椿の古い呼び名です。Iターンで新規就農した私達が週に一度だけやっている直売所「かたし」での出来事、農家暮らしの日常などなど。日本の端っこで繰り広げられる人生劇場を綴っていきます。


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