草もいろいろ

こんにちは。暑いですね。

でも昨日までのひどい蒸し暑さから解放されて、やっと夏になった!という感じで嬉しいです。今年はなかなかしぶとい梅雨でした。

それで、甕の中でぽつぽつと白い黴が出たりして、その度にすくっていたけどもう限界!と思っていた梅干しをようやく干しました。
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今年も昨年同様たったのこれっぽっち、なので大事に食べなくては。

今年は特に何もかもが出遅れているので、やらなくてはならないことを追いかけているうちに、夏もあっという間に終わってしまいそうな気配。毎年そんな感じなので、五島に住んでいながら、海になかなか行けません。夏はとにかく草・草・草、どこもかしこも草だらけ、です。

そんな草の勢いに、人間は完全に負けています。スゴ過ぎてゲンナリもしますが、敵ながらアッパレ!という気がすることもあります。あの凄まじい生命力を少し分けて欲しいものです。

ところでその草についてのちょっと面白いことが、先日の旅のお供に持って行った「複合汚染」という本に書いてありました。

それは、「田んぼの雑草である『コナギ』と稲は仲良しである」、というようなことを、とある農家(無農薬・無化学肥料で長年やっている)の方が言っていたことです。これは、以前「現代農業」という雑誌にも書いていたのを覚えていたので、「あ、おんなじことを言っている!」と思ってハッとしました。その時は「稲とコナギは夫婦関係である」というような書き方だったかな。

つまり、コナギという雑草がはびこるから稲が元気がなくなる、というような敵対する関係ではなくて、稲が頑張れない時は私(コナギ)が頑張るわ、という感じで同じ田んぼの中でお互いが助け合っているような関係だと言うのです。上記の農家の方によれば、他の雑草でなくコナギが田んぼに生えてきたら、もうしめたもの、とさえ言っていたのです。

それが本当だとすると、稲がいま一つ栄えないのは、決してコナギのせいではなく、その他に原因がある、ということです。

ただし、それが何かはまだ全然分からないのですが。

農家としては、いくら夫婦の片っぽのコナギに頑張ってもらっても、ちっとも嬉しくないので、稲の方も頑張れるような状態にしなくてはならないのですね。

その説を採用すれば、今、わが農場の田んぼの雑草は、だいたいがコナギなので、そこまでは良い状態だと言えるらしい。そしてあと一歩進んで、コナギでなく稲の方に頑張ってもらえると良い、ということです。

農薬・化学肥料・除草剤などなどを使わない農業は、本当に難しい。けれど、本当にやりがいのある仕事だなぁ、とまたまた確信しました。

それにしても、稲とコナギ、どっちが夫でどっちが妻なんでしょう。

そんなことを考えるとまた面白いですね。
















by sanahefuji | 2015-07-29 14:33 | 農業 | Comments(0)

ここは五島列島福江島 「かたし」とは椿の古い呼び名です。Iターンで新規就農した私達が週に一度だけやっている直売所「かたし」での出来事、農家暮らしの日常などなど。日本の端っこで繰り広げられる人生劇場を綴っていきます。


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