待っていれば大きくなる

昨日の福江少年少女合唱団の定期演奏会、無事に(ナニゴトもなかったわけではないが・・・苦笑)終わりました。

合唱団に3人も入っていると、4ステージ分×3の衣装の洗濯というのがありますし、もちろん日常の洗濯もありますから、今日の晴天が嬉しいワタクシです。
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今日は、金曜日に取り残した分のブルーベリーを取りに、下の3人を連れて小一時間ほど農場へ。
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わが農場のブルーベリーを買って下さる方が、かなりの割合でおっしゃることは「大きいですね」「種類が違うんでしょうか」などなどということ。

そのように言われますが、わが「うとん山農場」に植えてある品種が特に大粒のもの、というわけではないのです。いろんな種類を混植しておりますが、ごくごく一般的な品種ばかり。いや、今だったらもっといい品種が出てるかもしれないくらいです。

しかしわが農場のブルーベリーが普通に目にするブルーベリーよりも大きいとすれば、それは摘む時期の違いだけかな、と思われます。つまり、小さいものは、大きくなる前に摘んでいるから小さいのであって、もう少し待っていたら、そういうのも大きくなるのです。

ブルーベリーの実が色づいてから、それが本当に美味しく大きな粒になるまでにはあと何日か、かかります。でも、そこまで待てないで採ってしまうので、小さいままなのです。それにヒトが触ってしまうとボトボトとこぼれ落ちてしまう実も多いのです。

なるべく美味しくなるまで待ちたい、でも、なるべく損もしたくない、というのをよくよく見極めながら収穫する、というわけです。もう少し大きく、美味しくなるまで、ぎりぎりまで待ちたいという気持ちと、けれど線香花火の最後火の玉のようにポトリ、と落ちてしまわないか心配、という気持ちの間で揺れながら。

時々、見落としていた木があったりすると、そういう木には、びっくりするくらい大粒のブルーベリーがごろごろ実っていたりします。

鳥にも食べられず、人間にも触られずに、ゆっくりじっくり大きくなったのです。そういうのを見るにつけ、木さえしっかり大きくなっていれば、あとは下手にいじらないで待っていた方が大きな実を成らせるんだな、ということが分かります。

これってもしかして、子供もそうなのかも、と思ったり。

けれど、待つことってなんて難しいんでしょう。ついつい手出し口出ししてしまいます。

木が小さいうちは草に負けないように、ちょっとばかり手を貸してやって、後はその木自身の力を信じて待っていれば、大きくて美味しい実をたくさんつける、という事実。

何が必要で、何が必要でないのか、それはきっと周りの環境やその木によっても違うこと。

生きているものって、みんな同じなんだな、と改めて思います。

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子供たちが見つけた、ハート型のブルーベリー。「写真に撮って撮って」とのことでした(昨日頂いた花も♡)。






by sanahefuji | 2015-08-23 14:24 | 雑記 | Comments(0)

ここは五島列島福江島 「かたし」とは椿の古い呼び名です。Iターンで新規就農した私達が週に一度だけやっている直売所「かたし」での出来事、農家暮らしの日常などなど。日本の端っこで繰り広げられる人生劇場を綴っていきます。


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