今週から骨組みを組んで、竹かごを編み始めました。
竹の骨組みをこのように、碁盤の目状に線を描いた段ボール紙の上で合わせていくのですが、この紙は最初の年に自分で作りました。前日にこの紙がどうしても見当たらないこともあり、金属ゴミの回収日でもあったことから、この機会にその紙が置いてあったはずの場所を片付けました。
この場所は、この家に引っ越してきてから13年もの間、手つかずの場所でありました。というのも、ここに前に住んでいたお婆さんと、まだ意思疎通ができた最初の頃に、お婆さんが「ここにある物はとっといてな」と言ったからなのです。
そのお婆さんも亡くなってもう何年もたつし、そこにあったのは錆び錆びの古い電気炊飯器やポット、一升瓶、ポータブルトイレ、古い石油ストーブなどなどで、処分しても問題ないだろう、と判断した、というわけです。
この正面の部分がそうです。空っぽになりました。物でぎっしりだった、ここがこうなると、多分この空間一帯がきれいになっていくだろう、というのが予想できます。
「かたし」の引っ越し準備と共に昨年の秋ごろから始まったお片付け、少しずつ、しかし確実に進んでおります。
家も片付いてきておりますが(見た目そう変わってないけど)、それよりも何よりも、一番片付いたのは、自分の頭と心です。
このことについては、今までのワタクシのように、人知れず苦しんでいるヒトビトの参考になるかもしれないので、もっと時間をとって、いつか詳しく書きたいと思っています。
ワタクシは長い長い年月、心も体もずっとキツかった、と思います。20代後半から、本当にここ最近までずっと、です。今考えると、その状態でよくいろいろやってきたもんだ、と思います。
今みたいに体と心が楽だったら、もっともっといろいろ上手にできたんだろうに、とも。でも、その状態が無駄だったとは思いません。その状態があったから、これからがあるのだと思っています。
もちろん、これからも苦労がないわけではないでしょうが、これまでの生き辛さや、体のキツさに比べれば、全然どうということもない、と思います。
本当に、よく生き延びた!
と思います。
そうそう、竹かごに使う紙は、結局うちにはなくて、昨シーズンから師匠のお宅に置き忘れていました。でもそのおかげで、わが家における最後のカオスが片付きました。
今シーズンの第一作目、どんな感じに仕上がるでしょうか。楽しみです。
ちょくちょく、畑に行く時間もとれるようになりました。