昨日の「ヨーロッパ・ピアノ五重奏団」五島公演、よかったです。
しかしワタクシは、3年前の同じ頃に行われた、ウィーン・フィルのヒトビトの四重奏団の時の方が感動が深かったような気がする、と内心思ってしまいました。
そのことを一緒に行ったハルさんに、フト漏らしたところ、やはりハルさんもそう感じたとのこと。
何故だろうか、と考えました。技術はどちらも最高レベルのはずなので、これは演奏するヒトビトの年齢のせいではないか、という結論に達しました。
前回の奏者のヒトビトの平均年齢は、今回のヒトビトよりもかなり高かった、と記憶しております。やはり人生経験とかそういうものも演奏には如実に表れるのではないか、と。
しかし、若いヒトビトには別の魅力もあります。それはなんといっても外見。
「あのヒトたち、この写真より、実物の方が断然ヨカッタよねぇ?」とパンフレットを見ながらワタクシがハルさんに申し述べたところ、「そうって!全員そうでしょ。なんでまたこんなに写真うつりの悪かったとかね。」と即答。その後、「バイオリンのヒト、横顔なんか特に昔の銀幕スターばりの二枚目やね。」「うんうん、ちょっと今はやりじゃないけど(失礼な)。」などなど言いたい放題、演奏とはまったく関係のない話で盛り上がるワタクシたち。
前の時は、奏者の方々の外見についてなど、まるで話題に上らなかったというのに。
演奏会にもいろいろな楽しみ方があるのでした。
所詮この世は男と女。
さて、昨日の「たねわたしの会」の竹修行の時のこと。
昨日は師匠の奥様が不在であったことから、ずっと聞きたいと思っていた「師匠と奥様の馴れ初め」を師匠に聞きました。
そういえばワタクシは、もともと取材人としてこの「たねわたしの会」に参加したのだった、ということを思い出し、取材人魂に火がついたかの如く、根掘り葉掘りきいたのです。
しかしながら、もちろんここにそれを書くわけにはいきません。
前々から思っていることですが、人に聞いた本当に面白い話、というのはその殆どが濃厚な個人情報であることから、ブログなどには書くことができないので、その辺りでブログの限界を感じるのです。
ワタクシの興味の対象というのは、一番はやはり人間、で、それも普通のヒトビトの人生、というのにすごく興味があります。そして、そこから、そのヒトビトが暮らしていた背景や時代などにも、その興味の対象が広がっていくという感じ。
なので、人の話、とくに昔の話などを聞いていると、まるで小説か何かを読んでいるように面白い、と思います。
そういう面白い話の数々も、確実に差し障りがない、と判断した部分しか書けないのが残念です。それにしたって、本当に差し障りがないかどうかは分からないわけで、だから、こういうところに他人のことを書くのは難しいなぁ、と常々感じます。
従って、どうしても自分の話ばかり書くことになってしまいますが、それでも読んでくださるヒトビトがいる、というのはありがたいことだ、としみじみ思います。
本日もお付き合いいただきまして、誠にありがとうございます。
さてさて昨日はこれだけ進みました。
今シーズンの目標は、「丁寧にやる」ということなので、ゆっくりと焦らず、整えながら編んでいくことにします。竹ヒゴ作りの時にそういう目標を立てて、そのようにしているつもりなのに、実際に編んでいくと、やはりヒゴの幅や厚みがバラバラなことに愕然とします。
見極める目と整える手が、まだまだ育っていないのです。
それはひょっとして、人間に対してでも同じことなのだろうか、と思ったり。
竹かご作り、深いなぁ。
心なしかいつもより饒舌な師匠、昨日もお土産をたくさん持たせて下さいました。
木からもぎたて蜜柑。
勝手に生えてきた、という南瓜。ワタクシはこの中から3つ頂きました。さて、どれをもらったでしょう?
オマケ。関係ありませんが、雨の日(今日)の餅搗き風景。