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お恥ずかしい話

昨日の「かたしのお昼ごはん」のオヤツはカボチャ蒸しパンでした。
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濱崎さんのカボチャもだんだん終わりで、あとは店頭にある分のみ、となりました。土曜日以外でもカボチャを毎日のように買いに来るオジサンがいるので、もしかすると来週の土曜日にはもうないかもしれません。

そのオジサンというのが、旧「かたし」の頃からの風変わりなお客さんで、曜日に関係なく「かたし」にやってきて「卵はなかっかな」「米はなかっかな」などと言って「あこうの木治療院」で治療中のユウさんを呼び出していた(土曜日以外は他のヒトはいないため)、という経緯があります。

「木ノ口かたし」に店が移ってからもやっぱり同じようにやって来ては芋を一袋と割れ卵を5個あるいはジャガイモとカボチャを1個ずつ、とかいうように買っていくのです。今の時代ではカボチャや芋はオカズに使うものであるのが普通ですが、このオジサンはおそらくイモやカボチャを主食にしていると思われます。

それぐらい毎日のように、時には一日に2回来ることもあるのです。小銭しか持っていない、というわけではなくて、千円札なども持っているようなので、普通の感覚だと「まとめ買い」をしたらどうだ、とか思ってしまいますが、そういう「普通」はオジサンには通用しないのです。

ぜひ誰かにこのオジサンの行動を追いかけてドキュメンタリーとか撮って欲しい、と思うくらいです。面白いと思うなぁ。

とは言え、ワタクシなどは人間が出来ていないので、このオジサンにはかなり冷たく接してしまいます。身なりとか行動とかでヒトに対する態度を変える、というのはヨクナイ、と昔話などでもたびたび言われていることで、例えばボロボロの格好をした貧しい男(女)が、実は高貴なヒトの仮の姿で、そういうヒトにも優しく接するヒトが最後はメデタシメデタシ、となるじゃありませんか。

なので、このオジサンに接する度に、ワタクシはそういう物語ではボロボロの格好の(実は高貴な)ヒトを冷たくあしらって罰が当たる、という最初の方に出てくる通行人その1、あたりではあるまいか、などと思うのです。

心が狭いなぁ、と。

まぁしかしそんなワタクシでも、オジサンが元気でいることは願っています。

「木ノ口かたし」のお客さまにはかわりありませんし、そういう昔風のヒトがいなくなっては、やっぱり寂しい世の中だ、と思うからです。

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昨日の日めくり。これを書いたお正月の頃には「木ノ口かたし」はまだ全然できてなかったことを考えると、感慨深いです。

そして予言通り、昨日もとっても楽しかったです。

by sanahefuji | 2016-07-10 07:28 | 「かたし」のこと・商品について | Comments(0)

ここは五島列島福江島 「かたし」とは椿の古い呼び名です。Iターンで新規就農した私達が週に一度だけやっている直売所「かたし」での出来事、農家暮らしの日常などなど。日本の端っこで繰り広げられる人生劇場を綴っていきます。


by sanahefuji