今シーズン3個目の竹カゴは、今季はじまったばかりの頃に作った竹ヒゴで作っています。
この竹ヒゴ、4年目になって初めて竹の身の部分も使って作ることができた、ということは進歩なのですが、それがやはり実に難しかったらしく、ものすごく分厚いヒゴになっているのです。なので、本当に編みにくくて難儀しました。
一つのことに気をとられると、他のことが疎かになる、という今のワタクシの生活がそのまま表れているようで、なんとも「たはは」な感じ。
そして、この竹ヒゴを作っていた頃のこと(10月)を改めて考えてみるに、その頃、自分の価値観の範囲では理解できない出来事がいろいろ続いていて、それに翻弄されていた時期だった、ということもあったな、と。四六時中、頭の中を「わからない」が支配していた、と思います。
自分がそういう状態で作業をして作ったものがコレ、(今思うと、なんでコレで出来上がり、にしてしまったんだろう、というくらいお粗末な竹ヒゴです)なんだな、とも思いました。
ホント竹ってごまかせない、というのが毎回の実感であります。
でも、それだけ分かりやすいからこそワタクシにはとても心地いいのが竹の時間です。
2年前に「かたし」のお客さまから頂いたお花、葉っぱなども消えてしまって心配していたら、時期が来たらちゃーんと葉も出てきて、こうして再び花を咲かせてくれました。
分かりやすく、確実な世界がここにも、と嬉しくなります。
竹の時間を終えて、家に帰ると、またまた台所が少し変わっていました。
内壁がなかなかできなくて寒いので、寒さ対策も兼ねているようです。
来年の冬にはきっと壁もできるんじゃないかなぁ、なんて、ノンキなワタクシたちですが、その速度が、ちょうど良いのだなぁ、きっと。
竹の始まりの頃に悶々としていた「わからない」がどうなったか、といいますと、数か月たった今、「あ、もう分からなくていいや」と、そこからやっと離れることができました。
メデタシメデタシ、かな?!