「木ノ口かたし」の窓から、バラが見えたらいいなぁ、と思っていました。
植えて2年目の今年、窓からこんなふうに見えるようになりました。
この前の日曜日は「母の日」でしたが、ワタクシは、この「母の日」というのがずっとキライな日で、ツライ日でした。でもワタクシは、ホラ、例の「やせ我慢体質」ですから、平気なフリをしていたのです。しかしワタクシは、近年のいろいろな出来事を経てきて、そんなに無理をしないで、自分の気持ちを大切にしてもいいのではないか、と思ったのです。
なので、ひっそりと「母の日」をやり過ごそう、と思っていました。誰も気が付かないで過ぎてしまうといいな、と思って。
ワタクシの思惑通り、その日はただの日曜日として過ぎようとしていた、と思っていました。午後までは。
ところが午後になって、サトが「あ、今日は『母の日』じゃん」と言って、出かけて行きました。
三姉妹が晩ごはんを作ってくれる、と言いだしました。
そして、その晩ごはんの時に、みんながプレゼントをくれました。
外に出かけて行ったサトは、シロツメクサの花冠を作っていたのです。ハナは日曜日でも学校に行くので、その帰りにお菓子を買ってきてくれていました。アサはケーキを作ってくれて、コータローは保育園でのプレゼントをくれました。
母親がいなくなってからのワタクシにとって、ずーっと、「母の日」は気が滅入る日だったのです。そして、そのことを前にブログでは書いたと思いますが、それまでは誰にも言えなかったので、「母の日」は大人になってからも気が重い日であり続けました。
それが、こんなにいろいろしてもらえるなんて。
自分は何もしなかったことを、恥じました。
来年はきっと何かしよう、と思いました。
バラにも子供にも、ワタクシは殆ど何もしていないのに、生きているものは、こんなに自分でスクスクと育っていくものなのだなぁ、と思ったことでした。
あ、バラには何もしてない、とは言え、毎日見に行って挨拶をして、虫がついていたら手でつぶしたり、ということくらいは、していたかな。
子供に関しても、きっとその程度。
たいしたことはしなくても、生きているものは自分で育つのです。
スゴイなぁ。