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最近の家庭菜園

爪楊枝のように細い苗のまま年を越してしまった玉ねぎの苗(本来ならば11月頃には植え付けるというのに)、果たして大きくなるのかしら、と危ぶんでおりましたが、ボチボチと大きくなるものやら、やっぱりあんまり大きくならないものやら、とり混ぜつつ成長し、近頃は葉っぱがパタパタと倒れ始めたので、収穫を始めました。
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二袋の種を蒔いたのに、一つは全く芽が出なかったので、苗を購入しようかと思ったら、秋の豪雨で苗が不足しているとかで手に入らず、残された貧弱きわまりない苗からよくぞここまで大きくなった、と感動しておるワタクシであります。

というのも今まで家庭菜園ですらちゃんと取り組めていなくて、種を蒔いたり苗を作ったりするのは全て夫任せ、ワタクシは収穫を手伝う程度の関わりだったからです。

この度、夫は田んぼのイノシシ対策や「木ノ口かたし」の夜の部「居酒屋えいじ」が忙しくなったこともあり、家庭菜園はワタクシが担当することとなり、いろいろなことが全然分からないながらもとにかくやってみよう、ということで、やたらと種を蒔いています。

しかしやることは他にもいっぱいあって、季節が進むのが速いものだから、既にトマトの苗なんかは大きくなってきて(なりすぎか?)、早く植えねばならないのですが、明日は「木ノ口かたし」のお店だし、日曜日は合唱団の代表者の会議みたいなので長崎に行かねばならないし、しかし植え付ける場所をまだ耕していない、という感じで段取りが上手くいきません。
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でも耕すのは夫に耕耘機でやってもらう予定なので少し気が楽です。夫も忙しいので、自力で鍬で耕す、ということもよくあることですが、そうすると、ホントになかなか進みません。

自分でも機械を扱う、ということも視野に入れなければなりませんな。最初は怖かった草刈り機も、今やなくてはならない道具ですし、これからワタクシもれっきとした「農家の主婦」となれるよう、ガンバリマス。

機械を扱えるようになった農家の女のヒトビトは口を揃えて「機械担当の方が楽(手作業で細々したことを担当するより)」と言いますね。

わが家の畑は小さくてチマチマとしたものですが、自分が家庭菜園担当になると、「お手伝い要員」だった頃より格段に面白い、ということが言えます。やっぱり人間は自分で考えて決めたことを実行するのが面白い、ということなんですね。

ワタクシのようなわがまま人間は特に、かもしれません。

さてさて明日の「かたしのお昼ごはん」に、は新タマネギを使ったメニューを一つ入れてもらいましょうか。

それでは皆さま、また明日。



by sanahefuji | 2017-06-02 15:17 | 農業 | Comments(0)

ここは五島列島福江島。「かたし」とは椿の古い呼び名です。2001年にIターンして就農した私たちが週に一度、土曜日だけやっている直売所&飲食店、ときどき居酒屋(居酒屋は予約制)「かたし」(2016年に「木ノ口かたし」に改名)での出来事、五島の暮らしの日常などなど。日本の端っこで繰り広げられる、ささやかな人生劇場を綴っていきます。


by 山﨑早苗