先週の「かたしのお昼ごはん」の記録をつけないまま再び金曜日が廻ってきてしまいました。
先週の「かたしのお昼ごはん」は、
・魚のフライ&タルタルソース
・カボチャのサラダ
・たまご焼き
・インゲンとニンジンの白和え
・スパゲッティナポリタン&ルッコラ
・新玉ねぎとキャベツの味噌汁
・カマド炊きごはん
・桑の実と胡桃のケーキ
でした。
麦刈りをしている時、畑の脇に大きな実がつく桑の木に、まだ実がなっていることに気がついて、これ、ケーキにどうかなぁ、と思ってせっせと集め、ハナに提供して焼いてもらいました。
今回から何回分かの小麦粉は竹の師匠の畑でとれた小麦粉を使うことにしましたので、「木ノ口率」がタイヘン高いケーキでございました。
ところが、この桑の実ケーキ、子供の反応はいまいち、で、可もなく不可もなく、という感じだったので、なんか合わなかったかなぁ、と思っていたら、オトナのヒトビトには実に評判が良くて、美味しい、とのお言葉を頂きましたので、これはオトナの味わいケーキかな、と思います。
しかしながら、先週で桑の実も既に終わりごろだったので、木ノ口率高し、の桑の実ケーキは先週だけのものになりまして、今週は、堂々と登場の「うとん山農場」のブルーベリーケーキでございます。鍬の実ケーキはまた来年、ですね。
今年はブルーベリーの生育もいつもの年よりもかなり遅い感じですが、草刈りをしていると、ところどころで実が大きくなっているのに気がついて、とってきました。売るのはまだだけど、ケーキの分くらいはあるようです。
農場からの帰り道、田吾作部会の田んぼに野生のカモの夫婦(?)がやって来ておりました。
カモ農法、頼みます。
さて、今日は小学校の田んぼの田植えがありました。
この取り組みは、今年高3のわが家の長女のハナが、小学校に入学したのを機に先生にお話を持って行き、その後ハナが3年生の時から始まったので今年で8年になります。
最初は子供たちに「うとん山農場」まで歩いて来てもらっていましたが、学校横のもともと田んぼだったところを復活させたことで、随分と楽になりました。
泥んこで遊んだあと、これから田植えなので田んぼをならしているサトたち6年女子。ハナの同級生の男子たちがこれをやっていた時のことが、昨日のことのように思い出されます。
あの子たちも高3で、それぞれの進路に向かって離れ離れになる時期がもうすぐです。
ワタクシたちも既に奨学金の申し込みの予約をしたり、ハナの通帳を作ったりしていて、いよいよ子供が家を離れる時が来たんだなぁ、ということを実感しております。
通帳に、今までハナがもらったお年玉などをいれようと、一つ一つのお年玉の袋を開けていると、親戚も誰もいなかったワタクシたちの子供のために皆がこんなに毎年お年玉を下さっていたんだ、と、なんだか涙が出そうになったことでした。このことを忘れるなよ、と子供にはよくよく言い聞かせたいと思います。
ネムの花の頃というのは、田んぼや鶏小屋がいつもドロドログチャグチャで、やることも山積みで全然終わらなかったり、不快指数も高かったりして、5歳のハナがマムシに咬まれたりしたこともあったし、まぁとにかくタイヘンなことも多いのだけど、ヒトビトの温かい気持ちや、何かちょっとしたいいことはすぐ傍に、ずっとあったのだ、と思います。
この田んぼの体験のことも、子供たちは楽しいばかりではなく、中にはイヤだと思う子や、面倒だと思ったり気持ち悪かったりする子もいるかもしれないけれど、そういうことも含めて、直に何かを感じるような体験であることを願うばかりです。
いいことも、そうでないことも、直接の体験、というのがやっぱり一番大事で、必要だと思うので。
さてさて、今夜の「さなぶり」も「おこわ」を蒸してお祝いしましょう。
サトも小学校の田植えは今年で終わり、来年はコータローがこの田んぼにやって来ます。それから6年後、コータローが抜けても、ワタクシたちが、学校の田んぼに関わっていけるよう、学校がずっと続いて行くことを願ってやまないワタクシです。
学校の田んぼは、ワタクシたちにとってもまた、学ぶことの多い「学校」なのです。