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クーヘンフラウへの道

そう言えば、先週は「かたしのお昼ごはん」の記述を忘れていました。

写真がないと、メニューが思い出せません。コマッタもんだ。

なので今週は忘れないうちに書いておきたいと思います。

昨日、立派なカツオを頂きましたので、今日の昼ごはんに登場してもらいました。

・カツオのたたきサラダ
・サツマイモのコロッケ&キャベツ
・筑前煮
・たまご焼き
・大根と薄揚げの味噌汁
・カマド炊きごはん
・リンゴ
・シュトレン
・リンゴのドイツ風ケーキ

でした。

頂き物があると、豪華な昼ごはんになりますね。

このリンゴのケーキがタイヘン好評だったので、長野から届いたリンゴが来週もまだあったら、もう一回作ってみようかなぁ、と思っております。

というのも、このケーキ、ワタクシが住み込みで働いていた農家のお母さんがいつも作っていたケーキによく似ているケーキでありまして、いつかは作ってみようと思っていたものなのです。

ドイツ語ではアプフェルシュトロイゼルクーヘンとでもいうもの。アプフェルはアップル、シュトロイゼルはクランブル、クーヘンはケーキです。

このケーキの特徴は、生地にイーストを使うのです。

ドイツのヒルデガルトお母さんは、いつもパンの生地を作るように、パパッとこのケーキの生地を作って、それを大きなオーブンの天板に広げ、それぞれの季節に採れる果物をその上にぎっしり並べるのです。そしてシュトロイゼル、つまりクランブルも分量を量ることもなく、適当に小麦粉とバターと砂糖を混ぜてポロポロにして上からかけて、焼いていました。

それが、本当にいつもいつも焼くのです。

なので、家での毎日の午後のコーヒータイムの時には必ずこのケーキが登場していたし、出かける時にそのコーヒータイムにかかりそうな時はコーヒーを入れたポットとこのケーキを四角く切ったものがいくつも入ったタッパーを籠に入れて持って行ったので、それは外出先でも登場していたのです。

今日は出かけたからカフェなんかでちょっとお茶しよう、なんてことは殆どなくて、必ず家から持って行くか、家に戻ってから、という姿勢を貫いていました。

本当に堅実な農家の主婦でありました。買い物ついでに、ついつい「スーパーまるはち」で半額のパンとか買って食ってしまうワタクシは、ぜひとも見習わなければなりません。

そんなふうに、いつもいつもクーヘンを焼いているお母さんに、成人した娘さんが「ホントにお母さんは『クーヘンフラウ(ケーキ女)』なんだから」というようなことを言って笑っていたものです。

ワタクシにとって、そういう風景は本当に眩しいものでした。

ワタクシは娘に「クーヘンフラウ」と呼ばれるほどにはケーキを焼いていませんが、「肉まん女」とか「おこわオバサン」くらいにはなれるといいな、と思います。

なぜなら、この二つは「かたし」の冬の定番商品でもあるけれど、とにかくわが家の子供たちが大好きなものだからです。

あ、そうだ、シュトレンも子供たちは大好きです。

そうそう、そのクーヘンがワタクシも本当に本当に大好きで、日記に「また今日もオヤツのクーヘンを食べ過ぎてしまった」などと書いていたように思います。

そのクーヘンをいつかは再現してみたい、という思いはありましたが、なかなか実現しませんでした。

今回、フト思いついてやってみたのですが、生地の広げ具合がちょっと違ったのか食感が違いました。でも、イースト生地のケーキを久しぶりに食べたら、ヒルデガルトお母さんと一緒に農作業や料理、農家民宿のお仕事をした貴重な日々が甦ってきて、なんだかとっても温かい気持ちになりました。

味の記憶ってスゴイなぁ、と思ったことでした。

初めて作ったので、モタモタとして、昨日は寝るのも遅くなってしまって、起きるのも少し遅くなってしまって、開店前にドタバタしてしまったのでしたが、ずーっと思っていたことに少しでも着手できたことで、充足感がありました。

しかも、好評だったので本当に嬉しかったです。

ヒルデガルトお母さんのクーヘンの味に近づけるように、時々作っていきたいと思います。





by sanahefuji | 2017-12-02 21:27 | 「かたし」のお昼ごはん | Comments(0)