会いたい人なら 会いに行け

公民館講座の「バァの味噌作り」一日目は無事に終了いたしました。

途中で雨がザーザー降ってきたりしたので、薪が濡れて火が消えないように気をつける以外は、特に何も問題もなく、終始和気あいあい楽しい雰囲気で行うことができました。

ホッとしました。

昨日ボンヤリしていたワタクシも、予告していた通りヒトがくれば、普通程度には動けるようになります。ヒトが来るのはいいことですね。

この「バァの味噌」、一体いつから作っていたんだったっけ、と思って、過去のブログを調べてみたら、バァとそのバァの娘さんであるKさんにわざわざ家まで来て頂いて、一緒に作ったのが2009年のことなので、今年でちょうど10年目になります。

この間、Kさんに会った時に「バァは元気ですか?」と尋ねたら、

「まぁまぁ元気だけど、あの頃(味噌を教えてくれた頃)に比べたら、『よろけ』ちょっと。」

とのこと。

そうか、バァは「よろけ」ちょっとか、と思ってワタクシは少々焦る。

バァにはもっと話を聞きたい、と思っていて、いつか行こう行こう、と思っていたからです。

毎年、味噌を作る度にワタクシはバァを思い出します。

「ヨカヨカ~、そっでヨカよ。」というバァのゆったりとした口調からは、どういう状況も決して否定しない、その時々の状況で慌てず騒がず最善を尽くす、という姿勢が貫かれているのを感じたものでした。

例えば、この味噌はこうやって作らないといけないとか決まっているわけでなく、米を持っちょっとなら、米も入れてもヨカよ、とか、大豆を割るのに精米所まで行かれなかったら、うちにある石臼でついて割ればヨカよ、などなどというふうに常に臨機応変、自分の家の状況に合わせて作ればいい、ということを教えてくれていました。

そういうところは、竹の師匠にも通じるところがあります。

家にあるもの、自分が持っているものの範囲で対処する、という姿勢は、昔の暮らしでは当たり前のことだったのだろうなぁ、と思います。

バァの昔の話をもっと聞きたい、という思いがワタクシの中に湧いてきますが、竹の師匠のお家が徒歩3分(もっと短いかな)というのに比べると、バァのお家は随分と遠いし、Kさんの仲介もいることで、そうそう押しかけるわけにもいきません。

でも、会いに行かねば、と思います。

そう思っていて浮かんできたのが、表題の言葉。

高倉健さん主演の映画「鉄道員(ぽっぽや)」を見た時に、最初にこの歌詞で始まる、透明感ある坂本美雨さんの歌声が流れてきて、それは北海道の雪景色と相まって、ワタクシは冒頭からいきなり滂沱の涙、でした。

会いたい人なら 会いに行け
あの山を越えて 今すぐ会いに行け

その時のワタクシに、そこまで会いたかったヒトがいたかどうかなどまるで記憶になく、今となってはどうしてそう思ったのかも定かではないのですが、

そうだ、会いに行かねば!
山を越えて今すぐ会いに行かねば!

と強く強く思った、という記憶だけがあります。

本当に単細胞です。

しかしバァには本当に会いに行かねば!












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by sanahefuji | 2018-08-29 15:20 | 雑記 | Comments(0)