人気ブログランキング | 話題のタグを見る

ワタクシ女寅次郎

今日は本来ならば10月10日の体育の日。

晴れの日が多い特異日のハズなんですが、五島は少し雨が降っています。今はもう気象の傾向が変わってしまっているのかもしれませんね。

さて今年の本当の体育の日の10月8日は、「うとん山農場田吾作部会&田んぼの会」の稲刈り&収穫祭でした。
ワタクシ女寅次郎_b0317003_21301420.jpg
収穫祭には田んぼでご飯を炊いて、芋煮を作って、田んぼで食べる、ということをやっておりますが、ここ2年くらいは雨で「木ノ口かたし」での収穫祭になっていましたから、今年は久しぶりの田んぼでの開催でした。
ワタクシ女寅次郎_b0317003_21394171.jpg
今年は豊作で、みんな頑張りました。
ワタクシ女寅次郎_b0317003_21515192.jpg
前日に半額になった牛肉のおかげで、ダシもよく出て、美味しい芋煮になりました。

そのことはメデタシメデタシ、なのでした。

ところが、その日ワタクシは、ひょんなことから自分の寅次郎ぶりに再び気付いてしまい、もう倍賞千恵子演じる「さくら」を目指すのは本当に本当にヤメた方がいいんじゃなかろうか、と思ったのです。

そんな女寅次郎ぶりをよく知るワタクシの友と、その夜ワタクシは持ってまだ間もない自分のケイタイにて、超長電話、その時間ナント3時間超え!

持っててヨカッタ携帯電話。

本質は寅次郎なのに、ただ単にオナゴというだけで、どうして「さくら」を目指そうとしてしまうのか。それも、気がつかないうちに、そのような役割を全うせねば、と自分で思い込んでしまう。そして自分をじわじわ殺してしまっているノダな。

ワタクシ、生まれも育ちも葛飾柴又ではないけれど、帝釈天で産湯を使ってもないけれど、姓は車、名は寅次郎でもないけれど、人呼んでフーテンの寅、なのは確実です。

その寅次郎が、よくぞ今まで、もうかれこれ20年も「さくら」(質の違いは大いに有り、だが)をやってきたもんだ、と思えば、

奮闘努力の甲斐もなく、今日も涙の、今日も涙の日が落ちる、日が~落~ちる~、となっても仕方があるまいなぁ、

と思う今日この頃でございます。








by sanahefuji | 2018-10-10 15:07 | 「うとん山農場」のこと | Comments(0)

ここは五島列島福江島。「かたし」とは椿の古い呼び名です。2001年にIターンして就農した私たちが週に一度、土曜日だけやっている直売所&飲食店、ときどき居酒屋(居酒屋は予約制)「かたし」(2016年に「木ノ口かたし」に改名)での出来事、五島の暮らしの日常などなど。日本の端っこで繰り広げられる、ささやかな人生劇場を綴っていきます。


by 山﨑早苗