おはようございます。
またまた廻って来ました水曜日。
今日は今年のシュトレン焼き納め。今年はホントにちょっとしか焼けなかったけど、今日はなんとか8個は焼きたいと思っております。
ここ五島では、あまり寒くない日が多い12月ですが、今朝はちょっと冷えていたので、薪ストーブをつけました。
寒いと動きが鈍くなるヤモリ女ではありますが、寒い冬、とりわけ日が短くなった夕暮れ時、つめたい空気を頬で感じる季節、というのはなかなか好きなんです。いつの季節も必ずどこかに魅力があって、その季節らしいところにそれぞれのトキメキがありますものね。
だからやっぱり、冬は寒くなくっちゃね。
そうそうワタクシは、モノグサなので寒い季節には髪を2日に一回しか洗わないのですけれど、そんなこと別にここでバラす必要もないのですが、満員電車でも特にこのヒト臭い、などと思われない程度には清潔にしているとは思うので、まぁいいんです、そんなことはどうだって。
で、とにかくそういうふうで、しかしながらコマッタことに、夜になって、さて風呂に入ろうか、という時になると昨日髪を洗ったかどうか、というのを忘れてしまうんですね。
なので昨日はサトに「かーちゃんって、昨日髪洗ってたっけ?」などと聞いてみたんですがね、「え、知らない。メモっとけば。」などと冷たく言い放たれてしまい、どうにも困るのです。
だったら毎日洗えばいいようなものですが、翌日に何かちょっとでも「見てくれ」をよくしていたい、というような事が控えている時には、とりわけ前日に髪を洗わない方が良いのです。
というのも髪を洗うと、翌日に髪がドえらくハネてしまったりして、ワタクシの未熟な技術ではそれを直すことがついぞ出来なくて出かける羽目になったりするからなのです。帽子を被ればいいや、ということになる。でも帽子を被れない時だってあるし。
乙女の時代にしかるべき技術を身につけておかねば、オバサンになって苦労する、ということが身にしみております。しかしワタクシには、周囲にいつも優しい友がいて、高校生の時などは、ワタクシがボサボサの髪のまま学校に行くと、自前の櫛を取り出して、ワタクシを椅子に座らせ、かわいらしく丁寧に編み込んで、「ハイ、これで大丈夫」などと言って人前に出してくれた、あー、コっちゃん、元気かなぁ。
そのように、いつも誰かに甘やかされていて、自分で自分の身を美しくする、などいう訓練が出来ておりませんが、そうだ、これから頑張るんでした。
しかし、この髪がハネた時の話、と言えば、ワタクシはもっとツワモノを知っています。そのヒトは、中学生くらいになって「色気づいた」時期、朝に髪がハネていたら、それがどうしても気になって、ハネている部分をハサミでジョキジョキ切っていった、と言うのです。
そうやって毎日切っていったら、タイヘンなことになってしまった!
とのことでしたが、そりゃあそうですよね。でも、そんなのウソ、あるいは話を「盛っている」んじゃないか、と思うでしょ。でも違うんです。そのヒトは本当にそういうことをしそうなヒトで、ちょっと常人を超えたようなところがあるので、多分本当だと思います。
でも「色気づいて」する女子の行動がそれ、って面白すぎると思いませんか?そう、そのヒトはとっても面白いんです。ワタクシの大学の先輩なのですが、今では立派な研究者になっておられます。何年か前に、偶然テレビで、研究者として話しているのを見かけて、その全く変わらない姿に感動して「あーIさん!!」と叫んでしまったほどでした。
ホントにまったく変わってなかった。その研究に対する情熱のこもった話し方も、きらめく瞳も、ボーイッシュな髪型も、かまわない服装も。そしてそのお姿は、とてもとても魅力的でした。昔も今も尊敬しています。
それを思うと、ワタクシが自分の「見てくれ」などを気にしてしまうのは、なんという中途半端なこと、と思います。
人生において、情熱を傾ける対象が、分散し過ぎているんだな、ということが分かります。
でもま、ヒトそれぞれ、人生いろいろ、ですものね。
あまり自分を卑下せずに、今日もやっていきましょう「よかった探し」?!
さて今季最後のシュトレン作り、ガンバルゾ。
ではでは皆さまも、良い一日をお過ごし下さいませ。