実はワタクシは昨年の11月の途中から、どうにも竹の作業に集中することが難しくなってしまっていて、12月の「竹の稽古」は、まるまる全部(と言っても年末を除けば3回しかなかったのですが)休んでしまっていました。
それで、その休んでしまったことに対しても、グダグダとした気持ちが倍増してしまい、全体的なグダグダ人間になって「もがいて」いたことから、今年の目標を「美しくもがく」にしたくらいでしたが、これが大正解、言葉の魔法にかかりました。
「美しくもがく」と決めたら、途端にすごく楽になったのですよ。
「美しく」ということを意識し始めたら、グダグダは美しくない!と、キッパリ思い、そうだそうだ「美しくもがく」のだ、と思い、そしたら急にシャンとした気分になって、いろいろはかどるのが不思議。
自分が単細胞である、ということを忘れていただけかもしれませんが。
それで、今年最初の木曜日は1月3日、これはさすがに正月なのでお休みしましたけれども、今日の木曜日には「よし、新しい年も始まったことだし、気持ちも新たに竹に向き合おう。」という気持ちになって、行ってきました。
今日は、カゴの骨組みにする部分を作りました。
これくらいの長さの竹をまず、すっぱりと半分に割り、
それを、半分、また半分、そのまた半分と割り、皮の部分を磨く。
そして、骨組みの幅のもの(手前)を微調整して、皮と身の部分に分ける、という作業です。
竹の半分で、これだけの骨組みが取れます。今回作るカゴは5×9本で14本必要ですが、午前中だけでは終わりませんでしたので、また次回。
今日は本当は午後から、昨日の畑の作業の続きをしようと思っていたのです、が、予報より一日早く雨が降りだしてしまいました。
風邪で外の作業を休んだ一日が悔やまれますが、まぁそれは仕方がない。しかし、どんどん遅れます。
遅れに遅れ、もう、ここまで遅れたら、時の運、ということで、やってみるしかありません。
昨年中は竹の時間も雑念ばかりでしたが、今日は少しは集中できた、かな。
少しずつ、少しずつ稽古を積み重ねていきましょう。しかしホントにいい目標を立てたものだ。
「美しく」、ならば、いくらでも「もがいて」いい、というので安心したせいか、何をするのも、なんだか楽しく、なってきたなぁ。
皆さまも、言葉の魔法、お試しあれ。