こんにちは。
気がつけば、二日もブログを空けてしまいました。
今日は休みなので、というか、多分休みでなくても、なんですけど、ボケーッとしています。
ワタクシがボケーッとしている間にも子供たちは、バレンタイン工場のように、いろいろな種類のお菓子を作って、包装をして、配る準備をしていました。
このようなクッキーの他にもチーズケーキとか、生チョコとか、何かビスケットを砕いてチョコと混ぜて固めたみたいの、とか、まぁホントにいろいろな種類を。
この間の土曜日に、お客さまと話したのは、「バレンタインはいつから友チョコ大会になったのか」ということです。
ワタクシたちが子供の頃は、やはり本命の男の子にチョコを渡す、というのがあくまでも王道で、まぁ義理チョコというのもあることにはあったけど、このような手作りお菓子交換会的なものではなかったですよね、と。
まぁどちらにしても、年に一度のことですから、とやかく言わずに自由にやらせたらいいと思いますが、数年前までは学校に持って行ってもよかったものが、最近は禁止になってしまったらしく、休日の今日に配るとか言っている娘たちであります。
たったそれくらいのことを、どうして禁止にしてしまうのか、こんな田舎の学校ですら随分と懐が狭くなったものだ、とワタクシなどは残念に思います。
黙って見ていると、子供たちというのは、次々と自分でお菓子でも包装でも工夫して、友達が喜んでくれるものを、と考えていろいろとやるものです。
そして余ったものは母にもくれます。ワタクシがボケーッとしていると、夫がゴミも出してくれて、子供たちが紅茶も淹れてくれてお茶会が始まっています。
どうかお母さんはボケーッとしていて下さい、とワタクシは提案したいと思います。男女共同参画とかなんとか本気で進めるためには、それしかない、と思います。あるいは、1週間くらい、世の中のお母さんをどこかに集めてしまう、というようなことを定期的に行う、とか。
そこで初めて男のヒトや子供たちも家の事をしなければ、と考えるし、そうするためには男のヒトたちの働き方も変えないとそれは出来ない、というふうに考え始めるのではないか、と。
ワタクシがボンヤリと考えていることは、田舎は人口がどんどん減っている、結婚するヒトはどんどん減っている、子供を産むヒトも減っている、農業とか介護とか保育士とか、そういう仕事に就くヒトも少ない、とかいう状況は、そのようなことは実は女のヒトが重大な決定権を持っているのではないか、ということなのです。
日本の女のヒトは声を上げないし、ハッキリと言葉にはしませんが、でも態度で全てを示しているのではないか、と。
もうそこまで自分がタイヘンな思いをしてまで子供は産みたくない、田舎に住みたくはない、仕事と家庭の両立はしたくない、などなどと。もしかすると無意識にでも。
でも真面目なヒトは、そんなことを言ってはいけない、思ってはいけない、と考える、すると黙ったまま、そのあまりにタイヘンなことは、選ばない、やらない方向に動く、というふうに。そんなふうなことが、もしかすると日本の少子化とか晩婚化、都市へ人口が流れていく状況、などを作ってきたのかもしれないなぁ、と。
でも、これって本当にもったいないことだ、とワタクシは思います。人間にとっても社会にとっても。
これからの時代というのは、女のヒトが自由でいられ、力を発揮することができるところが、結局は残っていくような気がします。家も地域も職業も。
ワタクシはもともとタイヘンにボンヤリとはしておりますが、帯広~畜産大学~逍遥歌~アインス・ツバイ~・ドライ「桎梏(しっこく)の綱を解き放ち~ 自治~に目覚めし若人が~」という歌を青春時代に歌ったことは、大変ヨカッタことで、この「桎梏の綱を解き放つ」ことがいかに大事か、ということを痛感しております。
切ったつもり、解き放ったつもり、抜けたつもりになっても、いつしかまた自分で「桎梏の綱」にがんじがらめになっている、ということを繰り返しながら幾年月。
そんな年月も無駄ではなかった、と思いますが、でも長かったなぁ。
「人間は一生のうち逢うべき人に必ず会える。
しかも、一瞬早過ぎず、一瞬遅すぎない時に。
しかし、うちに求める心なくば、
眼前にその人ありといえども、縁は生じず。」
というのは、教育学者の森信三氏のお言葉だそうですが、そのような「縁」の不思議、というものを、ワタクシは本当によくよく感じるようになりました。「桎梏の綱」から解き放たれてくると、それがよく見えるようになるのかもしれません。
まだまだ道の途上ではありますが、そのような「出会い」があったおかげで、自分が今こうして生きていることが、ありがたい、と、ボケーッとしながらも思っておりますワタクシです。
さて話は変わって、この間の土曜日から、わが農場のプリンが復活いたしました。
朝ドラの「まんぷく」で、萬平さんがラーメンの試作をしている様子に刺激を受けたらしい夫が、にわかに試作を繰り返し始め、そして出来あがった「プリン」です。こちらの写真は「プリンセット 500円也」
プリン、というものが多分ワタクシはあまり好きではなくて、従って美味しい、と思えるものがなく、今までの、わが農場のプリンも、なんかイマイチだな、と正直思っていました。でも、それをあまり率直に言ってしまうのもどうかと思っていたので、なんだか言えなかったのですが、しかし、そういうレベルのものでは、やはり続かないのです。いつの間にか夫も作るのをやめてしまっていました。
でも今回、いろいろと配合を変えたり、カラメルの砂糖を変えてみたりしていて、これは、というものを食べさせてもらったら、ワタクシが今まで食べた中では、一番美味しいかも、というものになっていた、と思います。
わが農場の、このプリンというのは、材料は牛乳と卵と「きび砂糖」のみ、というシンプルな材料だからこそ、難しく、ごまかせないお菓子で、ちょっとした火加減の違いで全く別物になってしまいますが、うまくいけば、材料は良いのですから、美味しくなるはずなのです。
復活したプリン、とっても美味しいです。
まだ数は少ないのですが、よろしかったらぜひ食べにおいで下さいませ。
ハルさん作の器で食べる「うとん山農場」のプリン、なかなか良いですよ。
と、たまには宣伝もしなくてはね。
ではでは皆さま、ごきげんよう。