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憧れの立ち姿

去年ほどでは全然ないけれど、春はやっぱり忙しい。

昨日は毎週日曜日の夜に練習しているエアロビクスの発表がありました。

それは午後からだったのですが、午前中は前日の「かたし 夜の部」の片付けをしながら、子供たちの部活の送別会のための「おこわ」を蒸して、おにぎりにしたり、持って行くものを準備したり。

今年は部活の会計を持っているので、そういう場合の手配などもして、お店に頼んだものを取りに行ったり。

夫は夫で地域の総会があって、その後に役員さんたちで飲み会があるので、そのためのお刺身を切ったり、イノシシ鍋を作ったりしていて、二人して「かたし」の台所でバタバタしていたのでした。

それでも今年度はまだ楽な方でした。今年の春からは再び高校生が復活して、小・中・高と3つに分かれてしまうし、また新たな役もやってくるし、ボンヤリしていたら、自分のいろいろな目標を達成できないまま1年が終わってしまうかもしれないから、少しは計画的にしなくてはならないのだろうか、と、やはりボンヤリですが、考えたりしています。

でも、ワタクシが思うのは、いろいろとタイヘンなことも、自分の身に起こることは、全てが未来につながっている、ということなのです。そして、焦らなくても、最もふさわしい時期に自分の願いは叶っていくのかもしれない、という予感があります。

そして、自分にとって本当に大切な願い、とか、譲れない信念とか、捨てられない気持ち、などなど、そういうことを大事に守ることが出来ればいいのであって、その他のモンダイは全てが些細なこと、ということが分かったので、例えば、お金のこととか、用事が多くて時間がとられるとか、まぁそんなことは大きなモンダイではないなーと思います。まぁ現実問題いろいろタイヘンではありますが。

とにかくノロいのでね、タイヘンにはなってしまうわけです。テキパキと事を進める能力というのが現実には必要なわけだから。

それでもワタクシは、そういうことはホントに些細なことである、と言いたい、と思います。誰もが自分の心の中にある、本当に大切な思い、とか、願いとか、そういうことを大事にしていけさえすればいいのだ、と。そのことを伝えたいのです。

しかしながら、確定申告が終わっていない、という現実問題は、土曜日の長時間労働に続き慌ただしい日曜日を過ごしたがために、いつも以上にボンヤリ、そしてノロノロとなっている月曜日のワタクシの身の上に降りかかっていたりするわけです。

去年は、エアロビの発表の後の打ち上げで、「死ぬほど腹いっぱい」になって、次の日の午前中まで腹が減らなかった、ということがあったので、今年は食べきれない分はちゃんと持って帰ってきました。なので、その点においては昨年よりはマシ、ちゃんと学習した、ということもあります。

同じ失敗を何度も何度も繰り返しがちなワタクシは、ヨカッタなー、こういう点ではまだ学習能力が残っていて、と思いました。

打ち上げのご馳走も、2次会の紅茶とケーキも、とっても美味しかったです。

でも本当のことを言うと、ワタクシは、やっぱり「かたし」のごはんやお菓子が一番美味しいなー、と思います。それはお米や鶏が育っていくところを全部知っているから、ということもあるでしょうし、食材を頂いたヒトとの繋がり、とか、料理を作る自分とか家族との繋がりとか、そういうものが全部、自分に力を与えてくれるものであるのだから、ワタクシにとって別格であるのは、まぁ当たり前のことなのですけどね。

それが自分だけで終わらずに、他の人にとっても美味しい食べ物であり続けるようにすること、それがワタクシたちの仕事なのかな、と思います。何事もノロノロとしているワタクシですが、そういうことは本当に大切なことだ、と思っているので、現実に反映できるように多少なりともスバヤクなりたい、とは思っています。ホントに。

で、この土曜日の「かたしのお昼ごはん」は、
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・焼き大根と厚揚げの肉あんかけ&菜花のお浸し
・フライドポテトサラダ
・サツマイモとアオサの天ぷら
・卵焼き
・大根の皮と糸こんにゃくのキンピラ
・白菜とタマネギの味噌汁
・カマド炊きごはん
・紅玉リンゴと胡桃のケーキ

でした。



昨日のエアロビクス(と言ってもいいのか、というくらいソフトなものですが)の発表は、大きな失敗もなく、無事に終わりましたが、日常がノロいのに、そこだけスバヤク出来る、というものでもなく、やはりヘタなのです。

合唱もそうですが、技術というのは、もともとの能力+努力の量、というので左右されますから、そればかりをやれるわけではない生活の中で、向上させるのはかなり難しいことです。

だから、なかなか上達はしませんが、そのような時に技術とは別にワタクシがいつも気をつけていることは、「自分は今、ここに真っ直ぐに立てているか」ということなのです。

歌う時、踊る時、その行動に移る前の自分が、この地球上に真っ直ぐ立っているかどうか、ということを、ものすごく意識しています。

それは本当は何をする時でも同じことなのですが、その練習のためにも、歌ったり踊ったりするのは最適です。体を使う、という点で。

真っ直ぐ立てる、ということは、それだけでもいいことです。そういうのを意識してなくて出来ているヒト、というのがいます。そういうヒトを見ると、ホントにうらやましい。立ち姿が美しいのって素敵だな、と憧れます。自分もそんなふうになれたらいいのにな、と。

なんでも上手にできたら、それはそれは最高ですが、とりあえず、真っ直ぐ立てるといいな、と思います。
































by sanahefuji | 2019-03-11 13:47 | 「かたし」のお昼ごはん | Comments(0)

ここは五島列島福江島。「かたし」とは椿の古い呼び名です。2001年にIターンして就農した私たちが週に一度、土曜日だけやっている直売所&飲食店、ときどき居酒屋(居酒屋は予約制)「かたし」(2016年に「木ノ口かたし」に改名)での出来事、五島の暮らしの日常などなど。日本の端っこで繰り広げられる、ささやかな人生劇場を綴っていきます。


by 山﨑早苗