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まさかの優勝 ビギナーズラック

本日は、この地域恒例のお盆の球技大会がありまして、今年はワタクシはコータローと一緒にペタンクに出ました。

ワタクシは今年はソフトバレーボールをやるには体が動かなさすぎるし、応援専門でいくつもりだったのですが、ワタクシたちの町内会でのペタンク参加者を3人ずつ組み合わせると、男の子が一人余ってしまうので、コータローとワタクシがそこに入ることになったのです。

コータローは今まで一回もしたことがなかったし、ワタクシは数年前にたったの一度やったことがあるだけなので、この二人と組む、その上手な男の子に申し訳ない気がしていたのですね。

しかし、ワタクシもコータローもそんな感じですから、1回でも勝てば儲けもんだわい、という程度で実に気楽に参加したのです。

ところが、やっていくと、ペタンクというのは単純ながら面白い競技で、ワタクシもコータローもホントに楽しくなっちゃったのですよ。そしてまた、一緒のチームの男の子が素直に一所懸命なので、ワタクシたち初心者二人も力を合わせてガンバロー的な、実に良い雰囲気で盛り上がり、のびのびとプレーできたのです。

そういう余計な力が入らないながらも一致団結した状態というのは、幸運としばしば奇跡とも思える好プレーを呼ぶものなのか、その上手な男の子にミラクルコータローと言わしめるほどの一投で勝利したり、最初は負けていても、じわじわと追いついていって逆転、などというように、あれよあれよという間に勝ち進み、ナントとうとう優勝してしまったのです。
まさかの優勝 ビギナーズラック_b0317003_13295766.jpg
ホントにビックリしたなぁ。

この地域の年配の方々はペタンク愛好者が多く、近くに練習場があって、ワタクシなどはよく知らないのですが、きっとそこで毎日のように練習しており、何か大会のようなものにも出ているくらい盛んのようなのですね。そういうベテランの方々を相手に、この素人チームがまさか優勝できるとは。

ワタクシたちが一番ビックリしています。

ワタクシが今日、確信したことは、チームの雰囲気の良さ、というのは幸運と勝利を呼び寄せるのだな、ということです。

この3人でやるペタンクがホントに楽しくて、競技中、今の現実に起きているいろいろな事はホントに何も考えず、というか何も頭に浮かぶことがなくて、競技のことだけを考えていました。

こういう状態というのが、集中している、ということなんだな、ということも分かりました。

おそらく一番、足を引っ張ったワタクシですが、それでも集中出来てヨカッタなぁ。

単なるレクリエーションとはいえ、こういうことは実生活に活かせることだと思います。


しかしながら、この球技大会も参加者集めが年々タイヘンになっていて、運営する役員のヒトビトは本当にタイヘンそうで、ワタクシの夫なども、心労のためか額に縦一文字の皺を深く刻んでしまっているくらいだったので、ワタクシは渋るアサ&サトをなんとか参加させるために「とーちゃんがあんなに額の皺を深くしてしまって困っているんだから、頼む、バレーに出てくれ」と頼んだくらいです。

そしたら、とーちゃん思いの二人は渋々ながらも、なんとか参加してくれました。

今、いろんな行事がそういう状況で、田舎暮らしというのは、そういう点で言えば、なかなかタイヘンな面がありますけれど、それも含めての田舎暮らしですから、UターンとかIターンとかしてくる方々には、とりわけそういうことを分かってもらいたいなぁ、とワタクシは思うのです。

この度の奇跡の優勝から考えると、地元にずっといるヒトも、よそから移住してくるヒトも、ずっと都会にいて戻ってくるヒトも、みんながいい雰囲気になるように、この地域をもっていければ、地域には幸運と勝利がもたらされる、はずですよね。

まぁ別に勝利はいらないかもしれないけれど、幸運はぜひとも欲しい、のではないかなぁ、誰だって。

実は渋々参加したワタクシでしたが、今日はまた学んでしまいました。

そして、またちょっとキザなこと、言っちまったかなぁ。








by sanahefuji | 2019-08-14 15:32 | 雑記 | Comments(0)

ここは五島列島福江島。「かたし」とは椿の古い呼び名です。2001年にIターンして就農した私たちが週に一度、土曜日だけやっている直売所&飲食店、ときどき居酒屋(居酒屋は予約制)「かたし」(2016年に「木ノ口かたし」に改名)での出来事、五島の暮らしの日常などなど。日本の端っこで繰り広げられる、ささやかな人生劇場を綴っていきます。


by 山﨑早苗