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おトクな洗たく日和

明日まではピカピカの晴れマーク、ということで、部屋の隅に積んであった「木ノ口かたし」のコタツ布団を洗濯しにコインランドリーに行きました。

すると、そのように考えるヒトビトが多かったらしく、一番大きな洗濯機は空いてなかったのです。でもあと15分くらいで終わりだったので、シメシメと思って例のギリシア神話の本を取り出して読みました。

田舎で暮らしていると、交通手段は車だし、銀行などの窓口でも待つということが殆どないし、長い待ち時間があるのは病院くらいのものでしょうか。目下ワタクシは病院通いにも縁がないので(ありがたいことに)、このような待ち時間・隙間時間というのは、なかなか貴重で嬉しいものです。

15分ってけっこう長いですが、本を読んでいたらあっという間なので、どっちにしてもおトクな感じ。

洗濯機が空いて、コタツ布団を3つ突っ込んで、その間に直売所に卵を持って行きました。値上げしてからというもの、「木ノ口かたし」での売れる数が減ったので、マメに大きな直売所に持って行くようにしたら、そちらでチョコチョコと「木ノ口かたし」での売れ残り分が売れてしまう、というふうに、ちょうど良くなりました。

その直売所とコインランドリーは近いのですが、今日はその二つの場所に警察官がひっそりと立っていて一時停止の取り締まりをしていました。何を隠そうワタクシは、その場所で一度捕まってしまったことがあるので、今日はそのことにいち早く気付けてヨカッタなぁ、7000円儲かった、と思いました。いや、ちゃんと停まればいいんですけどね、でもこれもトクした気分でした。
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特にトクでもないことに、おトクと思えるのがトクなのではあるまいか。

なんちゃって。

コタツ布団を洗濯して乾いたら「木ノ口かたし」の台所の上の屋根裏に置いておくので、そこの掃除をしました。最近はあまり足を踏み入れてなかったので、コウモリかヤモリか何かのフンだらけでした。キレイにしてまた屋根裏ライフを楽しみたい、という気持ちになったので少しづつ片付けたいと思います。
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ではでは皆さま、ごきげんよう。

また明日。




# by sanahefuji | 2023-05-16 17:52 | 雑記 | Comments(0)

アフロディテの涙

ワタクシが小学生だった頃に父親が買ってくれた星座の本が、とても分かりやすくて面白かったので、一時期ハマったことがありました。

その本について過去に書いた記事がコチラ→ツバメのヒナと星の本

星座というのはギリシア神話に出てくる人物や動物などが夜空に上がっているわけなので、星座の説明のためにそれらの話がちょこっと書かれていたりもします。しかし、あくまでも星座を見つけるための本ですから、詳しい話は書いていません。従って、大本のギリシア神話を読んだことがないワタクシは、その星座が表す物語を知らないままなのです。

しかし最近借りた本の中に、ギリシア神話のダイジェストがある、ということが書かれていたので、早速その本(阿刀田高著「ギリシア神話を知っていますか」)を借りて、今読んでいるところです。ダイジェストなら短い時間でサッと読めるので便利です。

今日読んだ中にギリシア神話の中で一番の美少年、アドニスの話がありました。ワタクシは美少年も美少女も大好きですから「なになに?」と興味を持って読んでいたところ、「この少年の美しさにいち早く目を留めたのは、美の女神アフロディテであった。」とその本にはあります。

アフロディテの英語名というのが皆さまよくご存じのヴィーナスなんだそうですが、彼女はギリシア神話きっての美少年アドニスに恋焦がれ、狩りに夢中の若い美少年が心配でたまらないのです。

ある日、その心配が現実のものとなってしまいます。

獰猛なイノシシを追い込んだアドニス少年は、槍でとどめを刺そうかという時にイノシシの反撃に遭い、その牙に貫かれて死んでしまったのでした。

それを知った美の女神アフロディテは嘆き悲しみ、冥界の王の元へと走り、どうかこの子を生き返らせて、と懇願するも、それは無理な相談。死んだ者は生き返らないのです。

「肩を落とし悄然と立ち去る女神に死の国の王は告げた。『せめて花の姿に託して一年のうちの数カ月は地上に甦らせてやろう』」

ということで、アドニスの血がにじんだ大地から生えた草が、アドニスその人のように可憐な花を咲かせたそうな。しかし花の命は短くて、風(アネモネ)の息に吹かれてたちまち散ってしまう。そのことから、その花はアネモネと名付けられたのだとか。

そしてアフロディテは、自分が恋した美少年の短い命をはかなんで涙を流し、その涙もまた花となったのです。

そのアフロディテの涙、というのがこの花。そう、それは薔薇の花。
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涙が薔薇になるなんて、さすがは美の女神。
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咲き始めた「おいちゃんのバラ」を眺めつつ、大昔のヒトビトの想像力に感服した次第です。

ではでは皆さま、ごきげんよう。

また明日。





# by sanahefuji | 2023-05-15 23:42 | 雑記 | Comments(0)
昨日は、4年ぶりに小中学校の先生たちと保護者と地域のヒトビトが参加する合同歓迎会が地域の公民館でありました。

その幹事というのが小学校のPTAの三役なので、今年副会長のワタクシは準備に奔走していました。大きな宴会(昨日は参加者が55名)というのは本当に久しぶりで、お手伝いの立場ではなく幹事という立場になるのも7年か8年ぶりなので、もう何も覚えていない状態。

料理の注文や必要なモノの買い出し、その他こまごましたことを分担してやってもらうための連絡とかなんとかかんとか、思った以上に労力気力を費やして、「あっそうだった、自分はこういうことが一番の苦手項目だったんだ」と気がつきました。

コロナが始まって、飲み会なんかがなくなっていって真っ先に思ったのが「なんてラクなんだ!」ということだったのでしたから。

しかしコロナの世の中が続いていて、いろんな行事などがことごとくなくなって、どんどん「ラク」になって気付いたことは、面倒な事、タイヘンな事、負荷がかかることをヤメていくと、人間は退化していくようだ、ということでした。

生きていくことは、面倒な事だらけだし、人との付き合いは楽しいことだけではなくて、ややこしいことやムズカシイこともいっぱいです。自分がやりたいと思ってやっていても、壁にぶち当たるのですから、特にやりたいわけではないけど避けては通れないのでやっていることなら、なおさらです。

でも、そのおかげで見えてくることもあるし、得るものもあるのです。

無理をしすぎて心身を壊してはいけないけれど、少し無理をする、くらいがいいのではなかろうか。筋肉だって骨だって少し負荷をかけた方が鍛えられるそうですし。

昨日の久しぶりの大宴会では、顔と名前が一致しないままになっていた先生方のこともよく分かったり、久しぶりに会う面白いヒトと話して笑いが止まらなかったり、何よりもみんなの前で小学校を存属するための「奥小の守」の取り組みについて紹介できたことがヨカッタです。

今日は母の日ですが、お母さんの役割というのがことごとく不得手なワタクシは、それによく似た幹事の仕事が不得手である、ということを思い出したのでしたが、不得手なことでもやってみるもんだ!

タイヘンだけど、いいこともいっぱいあるよ!

と、いうのがワタクシの結論です。

でもそんなのは、どんなことにも当てはまるのではなかろうか。

そして不得手なら不得手なりに、やり方を変えていく、とか、自分がやりやすいようにしていく、とかいうことだって出来るのです。

落ちこんだり、へこんだり、心のモヤモヤ、そんなこともまた、意外と心の栄養だったりするのかも。

雨や曇り、荒天の日があるからこそ、晴れて穏やかな日のありがたみや美しさが際立つんじゃないのかな。

そんなことも思います。
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「昼の部」短縮営業の昨日の「かたしのごはん」は、こんなのでした。

ではでは皆さま、ごきげんよう。

また明日。










# by sanahefuji | 2023-05-14 22:40 | 「かたし」のお昼ごはん | Comments(0)

今週も良く学びよく遊ぶ

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春は学校で内科検診や歯科検診が行われる季節です。学校で調べてもらえるのはホントありがたいことです。
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その他にも6月の修学旅行についての班を決めたりしていたり、
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体力測定をやったり、
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小学生なのにもうXとYを習ったり、

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修学旅行で長崎に行くのに折紙で鶴を折ったり、明日は母の日だったり、

今週の小学生男子の暮らしも平和でした。

ではでは皆さま、ごきげんよう。

また明日。

# by sanahefuji | 2023-05-13 23:59 | 雑記 | Comments(0)
明日は幾重にも用事が重なる日で、通常の閉店時間の5時まで店を開けておくことが出来ないため、営業時間を短縮し、午後3時までの営業とさせていただきますので、ご了承くださいませ。

明日は午後3時までの営業です_b0317003_13094307.jpg
そして明日の「かたしのごはん」は、コチラです。

昨日ワタクシは、自分でも「かたしのごはん」を食べてみて、ちゃんとしたごはんを食べるありがたみ、とか、心身に良い影響をもたらす感じ、などなどを実感しましたから、自信を持ってオススメ出来ます「かたしのごはん」。

ぜひどうぞ。
明日は午後3時までの営業です_b0317003_20024732.jpg
田んぼの会、田吾作部会も受付スタートしましたので、そちらもそちらもヨロシクどうぞ。

ではでは皆さま、ごきげんよう。

また明日。

# by sanahefuji | 2023-05-12 15:25 | 「かたし」のお昼ごはん | Comments(0)

ここは五島列島福江島。「かたし」とは椿の古い呼び名です。2001年にIターンして就農した私たちが週に一度、土曜日だけやっている直売所&飲食店、ときどき居酒屋(居酒屋は予約制)「かたし」(2016年に「木ノ口かたし」に改名)での出来事、五島の暮らしの日常などなど。日本の端っこで繰り広げられる、ささやかな人生劇場を綴っていきます。


by 山﨑早苗